パーセント（％）が分かる

パーセント（％）の意味がよく分かるように例でもって説明します。もし不明になればこの例をみれば必ず解決しますので繰り返し練習してください。

パーセント（％）が分かる

分数の例を下記に表示します。（注）分数表示は都合により横型にしています。

X/100 0.1/100 1/100 10/100 50/100 100/100 120/100 200/100

先ず、パーセント（％）の意味をよく注意しておきましょう。

パーセント（％）とは割合を表す単位です。100の数量を全部とし、最大にしたとき、その内に含まれるある数量をXとすれば100との比較でX（％）と表示されます。

分数では X/100と 表示され、100を基準とした百分率ですので常に100を意識しましょう。

一般的にXは100を超えることはないのですが、言葉の誇張としては120パーセント(%)

とか200パーセント(%)、等と表現される場合がよくあります。そのときの数Xは全体100の数を超え、大きくなります。

歩合の単位では10割が最大ですが、10割を超え12割とか20割等と表現することは無いようです。％だけは、誇張表現として、日常よく使われます。

Xの数値を0.1, 1.0 , 10,　50,　100,　120,　200のときの分数，小数、％、割、分、厘の関係式具体例を下記に表示します。

X=0.1のとき X/100 =　0.1/100 = 0.001 = 0.1％ = 0.01割 =1厘

X=1.0のとき X/100 ＝ 1/100 = 0.01 = 1.0% = 0.1割 ＝1分

X=10のとき X/100 = 10/100 =　0.1 = 10％ = 1割

X=50のとき X/100 = 50/100 = 0.5 = 50% = 5割

X=100のとき X/100 = 100/100 = 1.0 = 100% = 10割

X=120のとき X/100 = 120/100 =　1.2 = 120% = 12割＝1.2倍

X=200のとき X/100 = 200/100　= 2.0 = 200% = 20割＝2.0倍

又、別の具体例として以下に、割、分、厘、毛、％、分数、小数の関係を表示します。

日本プロ野球史（シーズン記録）打率ランキングは以下のとおりです。打率＝安打数/打数

第１位：Ｒ・バース、3割8分9厘＝38.9%=0.389　(1986年阪神タイガース)

第2位：イチロー、3割8分7厘＝38.7%=0.387 (2000年オリックス)

第3位：張本　勲、3割8分3厘4毛＝38.34%=0.3834（1970年東映）

消費税について

日本では現在、消費税は8％ですが一般消費者にとっては価格表示が税込なのか税抜きなのかハッキリしないことがあります。そこで、従来使われていた「総額表示」の義務が平成30年9月30日まで延期、緩和され「外税表示」、「税抜き価格の強調表示」が認められるようになりました。具体例を下記に表示します。

外税表示の例：10,000円(税抜) 　10,000円+税 　10,000円+800円(税)

総額表示の例：10,800円(税込) 10,800円(税抜価格10,000円)

10,800円（うち消費税額等800円）

税抜価格の強調表示　：10,000円（税込10,800円）

又、商品の定価とは一般向けの商品は税込が定価で、事業者法人向け商品は本体価格が定価と言われていますが、最近では定価と言う言葉自体、使われなくなっているようです。

それでは以上説明を参考にし、次の質問に答えてください。正解なら○　不正解なら×です。