戸坂 潤（とさか じゅん）は、日本の哲学者である もともとは物理学専攻であったが、後に西田幾多郎の下で哲学を学んだ。
戸坂 潤（とさか じゅん、1900年9月27日 - 1945年8月9日）は、日本の哲学者である
もともとは物理学専攻であったが、後に西田幾多郎の下で哲学を学んだ。また、彼は1932年に設立された唯物論研究会の創始者の一人であり、研究組織部長から機関誌『唯物論研究』の二代目の編集部長、事務長等を務めた 戸坂は始め新カント主義の立場にあったが、空間論の研究を進めるなかで
唯物論の立場に移り、日本の代表的な唯物論哲学者となった。唯物論研究会の事実上のリーダーといってよい。観念論哲学に対する批判を旺盛に行ったが、その死は観念論哲学者（田辺元など）からも惜しまれた。
本文内容見本
科学論 戸坂潤
一 科学の予備概念
広い意味に於て科学というのは、単に分科の学又は特科の学としての所謂「科学」（＝特殊科学）だけを指すのではなくて、一般に学問
のことを指すのである。処が学問という観念乃至言葉も亦決して元来、今日普通考えられているように限定されていたものではなかった。それは歴史の教える処である。例えばフランシス・ベーコンの有名な学問の分類法によれば、詩（乃至詩学）も亦学問の一つの分枝に数えられている。今日の言葉で言えば、文学乃至文芸も亦一つの学問だというのである。
併し今日
代表作品
『日本イデオロギー論』（岩波文庫）全集第2巻収録
『思想と風俗』（平凡社東洋文庫）全集第4巻収録
『世界の一環としての日本』（平凡社東洋文庫）全集第5巻収録
科学方法論 岩波書店 1929 続哲学叢書
技術の哲学 時潮社 1933
現代のための哲学 大畑書店 1933
現代唯物論講話 白揚社 1936
思想としての文学 三笠書房 1936
思想と風俗 三笠書房 1936 のち平凡社東洋文庫
道徳論 岡邦雄共著 三笠書房 1936 唯物論全書
世界の一環としての日本 白揚社 1937 のち平凡社東洋文庫
認識論 山岸辰蔵共著 三笠書房 1937 唯物論全書
読書法 三笠書房 193
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名作速読朗読文庫vol.568戸坂 潤全集読上機能付きProfessional版
vol 件数 選択 作家名 タイトル カテゴリー 文字数 文字量
568 1 日本文学 戸坂 潤 科学論 随筆 141168 大
568 2 日本文学 戸坂 潤 学生の技能と勤労大衆 随筆 6407 大
568 3 日本文学 戸坂 潤 学界の純粋支持者として 随筆 2122 小
568 4 日本文学 戸坂 潤 カントと現代の科学 随筆 11012 大
568 5 日本文学 戸坂 潤 幾何学と空間 随筆 36793 大
568 6 日本文学 戸坂 潤 技術的精神とは何か 随筆 8176 大
568 7 日本文学 戸坂 潤 技術と科学との概念 随筆 3821 中
568 8 日本文学 戸坂 潤 技術の哲学 随筆 83789 大
合計冊数 8 合計文字数 293288
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