名作速読朗読文庫vol.576小島 烏水全集読上機能付きPr


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Sep 10, 2017

À propos de 名作速読朗読文庫vol.576小島 烏水全集読上機能付きPr

小島 烏水は、日本の登山家、随筆家、文芸批評家、浮世絵や西洋版画の収集家・研究家。

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小島 烏水(こじま うすい、1873年12月29日-1948年12月13日)は、日本の登山家、随筆家、文芸批評家、浮世絵や西洋版画の収集家・研究家。

1873年香川県高松生まれ。横浜商業学校卒業。横浜正金銀行に入行。銀行は定年まで勤め、シアトル支店長などを歴任。

横浜商業学校時代に友人と雑誌『学燈』を編集するなど、早くから文筆に興味を持つ。銀行に入ってから、1896年に出した『一葉女史』により評論家として世に注目される。

また、登山家としても知られ、1897年立川から甲府の昇仙峡まで徒歩で青梅街道を歩く、1899年休暇に浅間山 - 木曽へ山旅するなど、旅を趣味とした。

『日本風景論』(志賀重昂、1894年)の影響もあるといわれ、中部地方の山々(日本アルプス)へ入るようになる。木暮理太郎、田山花袋、バジル・ホール・

チェンバレン(王堂チェンバレン)、ウォルター・ウェストンと交遊がある。1905年、日本山岳会初代会長となる。横浜正金銀行から派遣されてシアトルの

他サンフランシスコやロサンジェルスにも滞在しており、その際にはシエラ・ネバダ山脈やカスケード山脈にも足跡を残している。

また、浮世絵や西洋版画の収集家・研究家としても知られ、収集した浮世絵や西洋版画のうち900点余りが、横浜美術館に収蔵されている。

横浜美術館編『小島烏水版画コレクション 山と文学、そして美術』(大修館書店、2007年)や沼田英子『小島烏水西洋版画コレクション』(有隣堂、2003年)がある。

本文内容見本

5 白峰山脈縦断記

      小島烏水

    緒言

 前年雨のために失敗した白峰《しらね》山登りを、再びするために、今年(四十一年)は七月下旬 高頭式《たかとうしょく》、田村政七両氏と共に鰍沢《かじかざわ》へ入った、宿屋は粉屋であった、夕飯の終るころ、向い合った室から、一人の青年が入って来た、私たちが、先刻から頻《しきり》に白峰、白峰と話すのを聞いて、もしやそれかと思って、宿帳で、姓名を見てそれと知った、というので同行を申し込まれたのである、大阪高等工業学校の生徒、倉橋藤次郎氏である、一人でも同行者を増した心強さは、言うまでもない。

 翌朝例の通り、人夫を《やと》って、西山峠を越えた、妙法寺の裏から、去年とは違った道――北海とも、柳川《やかわ》通りともいうそうだ――を登った、そうしてデッチョウの茶屋の前で、去年の登り道と一ツに合った。

 このたびは霧がなかった、紫の花咲くクカイ草、蘭に似た黄色の花を垂れるミヤマオダマキが、肉皮脱落して白く立っている樅《もみ》の木を、遠く見て、路傍にしなやかに俯向《うつむ》いている、熊笹が路には多い。

 四方の切れた谷を隔てて、近くに古生層の源氏山を見る、去年は、どうしてこの山が、気が注《つ》かなかったろうと思う。

 峠が上り下りして、森らしくなる、杜鵑《ほととぎす》がしきりに啼く、湯治の客が、運んだ飜《こ》ぼれ種子からであろうが、栂《つが》の大木の下に、菜の花が、いじけながらも、黄色に二株ばかり咲いていた、時は七月末、二千 米突《メートル》の峠、針葉樹林の蔭で!

 苔一面の幹を見せて、森の樹の蔭には、蘭が生え、シシウド、白山 女郎花《おみなえし》、衣笠草などが見える、しかし存外、平凡な峠だ、樹も思ったより小さいし、谷は至って浅い、去年の霧の中に炙《あぶ》り出されたものは、梢一本さえ、どこに深く秘されたのだろう、夢から醒《さ》めたようだ、これじゃあ、森林などというほどではなかった、霧の嘘つき! と嘲った。

 温泉はやはり、新湯に泊まった、去年(四十年)秋、笹子峠のトンネルを崩壊し、石和《いさわ》の町を白沙の巷《ちまた》に化して、多くの人死を生じさせた洪水は、この山奥に入ると、いかばかりひどく荒れたかということが解る。温泉附近の路が酷《ひど》くくずれている、宿の前で嗽《うが》いをした筧《かけひ》の水などは、埋没してしまっている。

 例の晃平を主として、四人の猟師を雇って出発した。

代表作品

梓川の上流

上高地風景保護論

高山の雪

白峰山脈縦断記

雪中富士登山記

谷より峰へ峰より谷へ

菜の花

日本山岳景の特色

火と氷のシャスタ山

不尽の高根

雪の白峰

名作速読朗読文庫vol.576小島 烏水全集読上機能付きProfessional版

vol 件数 作家名 タイトル カテゴリー/文字数

576 1 小島 烏水 梓川の上流 小説 11903

576 2 小島 烏水 上高地風景保護論 随筆 4464

576 3 小島 烏水 紀行文家の群れ 田山花袋氏 随筆 4482

576 4 小島 烏水 高山の雪 小説 13064

576 5 小島 烏水 白峰山脈縦断記 随筆 33790

576 6 小島 烏水 雪中富士登山記 随筆 5428

576 7 小島 烏水 谷より峰へ峰より谷へ 随筆 38128

576 8 小島 烏水 菜の花 小説 2078

576 9 小島 烏水 日本山岳景の特色随筆 7492

576 10 小島 烏水 火と氷のシャスタ山 小説 9200

576 11 小島 烏水 不尽の高根 小説 27858

576 12 小島 烏水 槍ヶ岳第三回登山小説 5267

576 13 小島 烏水 雪の白峰 小説 6052

名作速読朗読文庫とは

名作速読朗読文庫は、読書の喜びを多くの人に知って戴くための 聞いても読んでも楽しめる文庫です

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名作は多くの人生の縮図がはいっており、多くの本を読むことは 一生の財産となります

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読みは 機械による自動読みです 読みに誤りがある場合はご連絡をいただけば、可能な限り、修正いたします 

更新作業をすれば、正しい読みとなります

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