五輪書 は、宮本武蔵の著した兵法書であり。武蔵の代表的な著作である、剣術の奥義をまとめたといわれる。生き方の極意は、社会のあらゆる道にも通じる
名作速読朗読文庫vol.612 五輪書全集3 読上機能付きProfessional版
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『五輪書』(ごりんのしょ)は、宮本武蔵の著した兵法書。武蔵の代表的な著作であり、剣術の奥義をまとめたものである。
生き方の極意は、社会のあらゆる道にも通じる
構成として 書名の由来は密教の五輪(五大)からで、それになぞらえて「地・水・火・風・空」の五巻に分かれる。
火の巻
戦いのことについて書かれている。個人対個人、集団対集団の戦いも同じであるとし、戦いにおいての心構えなどが書かれている。戦いのことを火の勢いに見立て、「火の巻」とされている。
本文内容見本
場の次第 宮本 武蔵
一 場の次第と云事。
場の位を見分る所、場におゐて、
日をおふと云事有。
日をうしろになして搆る也。
若、所により、日をうしろにする事
ならざる時は、右の脇へ日をなす様にすべし。
座敷にても、あかりをうしろ、右わきとなす事、
同前也。うしろの場つまらざる様に、
左の場をくつろげ、右脇の場をつめて、
搆へたき事也。
よるにても、敵のみゆる所にては、
火をうしろにおひ、あかりを右脇にする事、
同前と心得て、搆べきもの也。
敵を見おろすと云て、
少も高き所に搆るやうに心得べし。
代表作品
五輪書
名作速読朗読文庫vol.612 五輪書全集3 読上機能付きProfessional版
vol 件数 選択 作者 タイトル カテゴリー 文字数/文字量
612 1 火之巻 宮本武蔵 01 (火之巻序) 文献資料 1403 小
612 2 火之巻 宮本武蔵 02 「場の次第と云事」 場の有利 文献資料 468 小
612 3 火之巻 宮本武蔵 03 「三つの先と云事」 三つの先〔せん〕文献資料 778 小
612 4 火之巻 宮本武蔵 04 「枕をおさゆると云事」 先制 文献資料 516 小
612 5 火之巻 宮本武蔵 05 「渡を越すと云事」 渡〔と〕を越す 文献資料 392 小
612 6 火之巻 宮本武蔵 06 「景氣を知ると云事」 景気を知る 文献資料 271 小
612 7 火之巻 宮本武蔵 07 「けんをふむと云事」 けんを踏む 文献資料 426 小
612 8 火之巻 宮本武蔵 08 「くづれを知ると云事」 敵の崩れを 文献資料 321 小
612 9 火之巻 宮本武蔵 09 「敵になると云事」 敵になる 文献資料 299 小
612 10 火之巻 宮本武蔵 10 「四手をはなすと云事」 四手〔よつで文献資料 229 小
612 11 火之巻 宮本武蔵 11 「かげをうごかすと云事」 陰を動かす文献資料 241 小
612 12 火之巻 宮本武蔵 12 「影を抑ゆると云事」 影を抑える 文献資料 214 小
612 13 火之巻 宮本武蔵 13 「うつらかすと云事」 感染させる 文献資料 302 小
612 14 火之巻 宮本武蔵 14 「むかづかすると云事」 むかづかせる文献資料 238 小
612 15 火之巻 宮本武蔵 15 「おびやかすと云事」 おびやかす 文献資料 234 小
612 16 火之巻 宮本武蔵 16 「まぶるゝと云事」 まぶれる 文献資料 189 小
612 17 火之巻 宮本武蔵 17 「かどにさはると云事」 角にさわる 文献資料 216 小
612 18 火之巻 宮本武蔵 18 「うろめかすと云事」 うろめかす 文献資料 234 小
612 19 火之巻 宮本武蔵 19 「三つの聲と云事」 三つの発声 文献資料 334 小
612 20 火之巻 宮本武蔵 20 「まぎると云事」 間切る 文献資料 279 小
612 21 火之巻 宮本武蔵 21 「ひしぐと云事」 押しつぶす 文献資料 267 小
612 22 火之巻 宮本武蔵 22 「山海の變りと云事」 臨機応変 文献資料 206 小
612 23 火之巻 宮本武蔵 23 「底をぬくと云事」 底をぬく 文献資料 248 小
612 24 火之巻 宮本武蔵 24 「新たになると云事」 新たになる 文献資料 191 小
612 25 火之巻 宮本武蔵 25 「鼠頭午首と云事」 鼠の頭、午の首 文献資料 188 小
612 26 火之巻 宮本武蔵 26 「將卒を知ると云事」 我は将、敵は卒文献資料 137 小
612 27 火之巻 宮本武蔵 27 「束をはなすと云事」 束をはなす 文献資料 84 小
612 28 火之巻 宮本武蔵 28 「岩石の身と云事」 岩石〔いわお〕 文献資料 62 小
612 29 火之巻 宮本武蔵 29 (火之巻後書) 文献資料 394 小
名作速読朗読文庫とは
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